青空文庫シリーズ2021『幸福は一夜おくれて来る』
2020.9.12.(日)-10.26(火)
ニュー風知空知
オンライン配信
https://www.confetti-web.com/tentoumushi-ohisama
昔の文学作品を読みながらふと思った。
この凄い人達が、もし、今、生きていたら、何を書くのだろう、と。
きっと、何かを残さずにはいられなかっただろう。そんな時代だ。
そう考えるとムズムズした。
でも、タイムマシンはないんだから、想像するしかない。妄想するしかない。
だったら、作家の言葉にもっともっとマミレテみよう。
言葉が体に入って、そして、音として出されていく。
そしたらきっと、何か答えが出てくる気がする。
幸福は一夜おくれて来る。
でも、きっと、来る。
この公演は、青空文庫の文学作品を演劇として上演するシリーズです。
<構成・演出・編集>帆足知子
<音楽>よしこストンペア
<舞台監督>木暮拓矢(流山児☆事務所)
<音響>髙沼薫
<宣伝美術>ジョニー
<配信用撮影>木﨑真宥子
<制作>七音
<会場>下北沢ニュー風知空知
<企画・製作>劇団天動虫
文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業
「女生徒」
昭和初期のある日、
太宰に送られてきた1人の少女の日記を
題材に書かれた小説。
思春期の少女が抱える繊細さと、
時に矛盾に満ちた心情の揺らぎを、
6人の女優達が紡いでいく。
<原作>太宰治
<出演>ジョニー 藤江千晶 岩井梨沙子
平野葉子 松隈麗奈 戸谷真菜
「夏の葬列」
その葬列は、誰の、葬列なのか・・・
葬られたのは、一体なんだったのか・・・
教科書に掲載され、その容赦のない展開が
広く知れ渡っている本作品。
主人公が最後に手にしたものはただの絶望
でしかなかったのか。
言葉が役者を通る時、新たなる世界が
広がり始める。
<原作>山川方夫
<出演>木暮拓矢 ( 流山児☆事務所 )
「貨幣」
第二次大戦下、擬人化された百円札が
人々の懐を巡っていきながら
その時代と人の心を見守り語っていく
小説を舞台化。
百円札が目撃した「人間」とは
なんなのか?
<原作>太宰治
<出演>齋藤法恵
「偽貨幣」
貨幣”をオマージュし現代に
照らし合わせた作品!
何が擬人化され、
どんな時代を写し出すのか。
<作>野村ようすけ
<出演>ジョニー
詩の朗読
『明日』原作:新美南吉
『愛の詩集 序詩』原作:室生犀星
『海と太陽』原作:小川未明
『サーカス』原作:中原中也
<出演>木﨑真宥子